2015年03月19日

メタルトップロッドを作ってみる!「第壱章:チタンティップ」

SGOさんオーダーのメタルトップロッドを作製する事になり、私のロッドビルドで初の自分のロッド以外の物を作る事になった。

これは、自分の物を作るのと、依頼された物を作るのでは大きな違いがある。

自分の物なら、出来が悪くてもミスがあっても何とでもなるが、依頼品の場合、少なからず部品代は依頼主が出す訳だから、依頼品を求めるクオリティに仕上げなければならない。
だから、私が依頼を受ける時は、私の技術力を理解した上で納得してもらえる人で・・・そして納期は『未定』を受諾した人のみの依頼を受けるようにしている。

SGOさんは、もちろん快諾して頂いたので、思い切って作製する事が出来る!!


まずは、SGOさんの目指すスペックとデザインを考えてもらい・・・
その間に、私は私で自分のメタルトップロッドのデザインを考えるw

SGOさんのロッドを作る傍ら、空いてる時間で並行して自分ろロッドも作る事にしたw
インターネットを調べていると、マグナムクラフトのブランクはかなり軽くて、掛けてから曲がるブランクらしく、軽量化をとことん突き詰めた人が多いようだ。
軽量化・・・アジングロッドとして、一般的なロッドの重量は100gアンダーで、最近はどんどん軽量化が進んでいるようだ。
軽い物になると50g台や、それ以下もあるのかな?
自分の使っているロッドが何グラムなのかは知らないw
ただ、軽さは感度にとってアドバンテージになるのは確かだろう。
それが軽ければ軽いほど良いのか?・・・なのかは知らないが・・・

そういう情報なども踏まえながら、メタルトップロッドの作り方の基本だけを簡単に調べた。
これは自己満足なのだが、あまり深く調べ過ぎて、何かのコピー品になるのが嫌だから、深くは調べずに・・・作り方の基本を調べる程度に・・・とは言っても、それを調べたら先人達のブログを色々見ることになるw
そして部品の選択・・・あくまでも自分なりのデザインと部品選択をする。

私の選んだブランクはマグナムクラフト『LGS5917』ライトゲームスペシャル5ft9in:WeightMAX17gの省略型番のようだ。
これに、チタン合金のティップ素材を接ぎ、グリップとガイドを付ければ完成だ!

仕入れた部材の中から、まずはメインとなるチタン合金のティップ部分の加工から・・・
ここが1番の悩みどころ・・・

購入した品は、吉見製作所「品番:30-07-15 全長:300mm先径:0.7mm元径:1.5mm」
これを、先径0.8mm−元径1.5mmで200mmを切り出してみる。
チタン部位01.jpg
チタン部位02.jpg
チタン部位03.jpg
重量を量ってみると、約1.5g
LGS5917の先端に、仮にマスキングテープで張り付けて振ってみると・・・
ブランクのみでは、硬いくらいの張りがあったのに、まるで飴が溶けたようなクニョクニョと曲がる(笑)
「なんだこれ!?」とビックリするくらいにw
これでは使い物にならない・・・

200mmをさらにカットして、元径が1.5mmをキープできるギリギリの長さにしてみる。
チタン部位04.jpg
チタン部位05.jpg
170mmにすると、約1.2gになった。

これを印籠継にするため根元の10mmをΦ1.2mmになるように削る!
このためだけに卓上ディスクグラインダーを購入してしまった(笑)
これが有ると無いとでは仕上げの速度が違う・・・根気よくやれよって話なのだが、やり始めると次々やりたくなってしまうものなのだw
チタン部位09.jpg
チタン部位10.jpg
チタン部位11.jpg
チタン部位06.jpg
削り込んだら、約1.1gになった!
これでも、かなり柔らかくなるのだが、今回は、ここらが落とし所かと!

ブランクの先端に1.1mmのドリルで、クリア塗料を削り取るように穴を空ける。
次に、1.2mmのドリルで、ゆっくりとまっすぐ穴を空けて、ティップを挿しこんでみる。
チタン部位07.jpg
チタン部位08.jpg
ガタもなく、ぴったりの穴径になるように慎重に進め・・・継いだ時にティップがまっすぐなるようにする。
完成したら、脱脂して瞬間接着剤で接着する!
その後、挿しこんだ部分を保護・強化するためにスレッドを巻きつけて、そのスレッドも瞬間接着剤を染み込ませてコーティングする。
チタン部位12.jpg

これでブランクにチタンティップが接がれた。
ここから、作製するブランクの全長を決める訳だが・・・
すでにティップ部に1.1gのウエイトが付いているため、フロントヘビーなブランクであることは確かだ。
この前重心を、グリップとエンドグリップとリールの重量でバランスを取らないといけない。
しかし、軽量化を目指す事も重要で、ゼロバランスのための工夫をどうするか?
何フィートのロッドを作るのか?

SGOさんの選択した長さは、5フィート11インチ!!
私が選択した長さは、思い切って5フィート6インチ!!
ちなみに、余談だが5フィート6インチと、5.6フィートは長さが違うのはご存じだろうか?
間違いがちなこの数値・・・1フィート=12インチと、フィートは12進数のため、単純に10進数で表すコンマ台がインチとは異なるのだ。
だから、5フィート6インチ=66インチ≒1676.4mm 10進数で表すと5.5フィートになる。
5.6フィート=67.2インチ≒1707.9mm となる。
話が逸れたので、話を戻して・・・

と言う事で、LGS5917を1680mmでマーキングし、カットする事にした!
ブランク01.jpg
ブランク02.jpg
重量_LGS5917+チタンティップ.jpg
ブランク重量は、18.54g!!!
短くした分、かなり軽いブランクになったw

私が作るアジングロッドのリアグリップ部は、リールフット中心から190mmに定めている。
この長さが使いやすいから、その長さにしているだけで、それ以外に根拠はないw
ブランクの長さが決まれば、エンドから190mmの部分にマーキングし、この部分がリールフットの中心になる様にグリップを接着していく。

グリップを接着する前に、どんなグリップにするか・・・
形状、見た目、握り易さ、感度、独創性・・・色々な要素があるが、一番の問題は全体のバランス・・・ゼロバランスに持ち込めるかどうか!?
そこが今回の2番目の悩みどころだった。

グリップの話は、また次章に・・・つづく
posted by TFJ at 20:56| 広島 ☔| Comment(2) |  └ ロッドビルド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TIトップの加工拝見しました。
実は同時期に同じ思いをしました。
する意味があるか分からない竿になった気がします。
感度そんなにいいでしょうかね。
器用で羨ましいと思えます。
Posted by ろっだー at 2016年02月17日 10:22
ろっだーさん
この記事のチタンティップは、密かに流行ってるみたいなので試してみただけなんですが・・・
このロッドでチタンティップの有効性を感じることは出来ませんでした。
このロッドが失敗作なのかもしれませんね(笑)
そこで、先日、このロッドの後継機を作りました!
そのロッドは、また使い始めて間もないので、成功か失敗か分かりません。
まあ、普通に釣る分には使えるんですけどね!
ロッドビルドは、自己満足の世界なので、楽しければ良いかと思います。
Posted by TFJ at 2016年02月17日 13:15
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