2015年03月21日

メタルトップロッドを作ってみる!「第弐章:リールシートとアーバー」

前回でブランクにチタンティップを接ぎ長さを調整したところで、今回作製するブランクが完成した。

そして今回は、リールシート+グリップをブランクに接着していく!

その前に、グリップ形状を決めなければならない。

先人達のブログを見ると、ついつい真似したくなってしまうのだが・・・
それでは自分なりのオリジナルロッドではなくなり模造品になってしまう・・・
と言う事で、現在購入しているパーツを駆使して自分なりのデザインを考えることにした。
こだわればこだわるほど・・・飾れば飾るほど重くなっていく・・・
一番の軽量化は、必要最低限で素材を気にしない事・・・だが、それも自分のオリジナルとは思えないので、多少は重量を犠牲にしてデザインを盛り込むことにした。

まずは、マグナムクラフトで購入したリールシートの重量を計測してみる。
IPS-KN16_001.jpg
Fuji IPS-KN16 ≒ 29.5g

IPS-KN16_006.jpg
IPS-KN16_020.jpg
グリップをカットして、エッジを削る・・・

IPS-KN16_021.jpg
フード部もカットして、約19.5gになった。

さらに軽量化してみる・・・

リールシート07_02.jpg
リールシート07_03.jpg
グリップの内部をドリルで穴を開け軽量化・・・
10.33g → 9.51g に・・・
1gも軽量化できなかった(笑)

リールシート07_01.jpg
リールシート07_04.jpg
最終的に出来たグリップが13.59g
これにフード部が追加されるわけだが、フード部にも色々ありカーボンパイプを付けて、アルミのトップリングで装飾したり、フロントグリップを付けたりと、色々なパターンができる。

ただ、今回は、このグリップは使用しない事にした!

今回は、Fujiの『SKSS16』と言う、一般的に『スケルトンシート』と呼ばれているリールシートを選択した!
それは、SGOさんのロッドで選択されたリールシートで、SGOさんはブランクにこのSKSSのみを取り付けた最軽量のセッティングでリールシートを組むみたいだ。
私は、ブランクにリールを止める部分だけが付いた状態の形が好みではないため、このSKSSを使ってオリジナル?のリールシートにしようと部品を寄せ集めて、試行錯誤してみた。
リールシート01.jpg
SKSSに15mm径のカーボンパイプを使ってグリップを少しだけ太くする事にした。

カーボンパイプ(70mm)_02.jpg
切り出したカーボンパイプは70mm
重量は4.35g

ん〜もう少し削って・・・
カーボンパイプ(60mm)_03.jpg
ギリギリの長さを出して60mmに!
重量は3.74g

このカーボンパイプに、SKSSリールシートを付けて・・・
■カーボンフードバージョン
リールシート05.jpg
21.61g

■EVAグリップフードバージョン
リールシート03.jpg
25.47g(アーバーが乗ってた^^;)
このアーバーが2.44gなので、約23gくらいかな!?

■SDフードとEVAフロントグリップバージョン
リールシート06_02.jpg
21.48g

この中で、自作感のある物は、SDフードとEVAフロントグリップバージョンだろう!
このフロントグリップも削り込み・・・
リールシート04.jpg
20.88gで完成!

ちなみに、SGOさんのリールシートは・・・
グリップ_仮組02.jpg
グリップ_接着02.jpg
こんな感じで、ブランクにスケルトンシートのみを付けた仕様だ!

そして、このリールシートの中に入れる『アーバー』と言う部品!
これがブランクから伝達してきた感度をリールシートに伝える重要な役割をする部分だ。
このアーバーに関しては、色々な素材や説が唱えられており、より感度の良い物を開発者は求めている。
ちなみに、SGOさんは、この『アーバー』に、金属アーバー,カーボンアーバー,ハイブリッドアーバーの3種類のアーバーを使用して組み上げた。
私の選択は・・・

重量の事を考え、金属アーバーは止め、カーボンアーバーとハイブリッドアーバーの組合せで組むことにした!
カーボンアーバーは一般的に売っている物ではなく、カーボンパイプを何層か重ねて作る事にした。
SGOさんに頂いた、要らなくなったロッド達を切り刻んだり、市販品のカーボンパイプを合わせたりと・・・
アーバーを接着する部分の外径からシールシートの内径まで埋まるようにカーボンパイプを切って接着してみた。
アーバー_カーボン01.jpg
アーバー_カーボン02.jpg

アーバー_ハイブリッド01.jpg
ハイブリッドアーバーを使用する分だけカットした重量は、0.06g
これを2個リールシートのセンター寄りに配置する。

アーバー_カーボンハイブリッド.jpg
市販品のカーボンアーバーを使用するだけカットした重量は、0.54g
ハイブリッドアーバーの周りにカーボンが一層あるだけで、これだけ重量が上がる・・・
この市販品のカーボンアーバーはリールシートのフロント側へ配置する。

アーバー_カーボン03.jpg
往年のロッドから再生させたカーボンパイプを使用したオリジナルのカーボンアーバーの重量は・・・
1.96g!!
お、重い・・・
まあ、このカーボンアーバーをリールシートのリア側へ配置するのだが、これもロッドバランスのウエイトも兼ねたアーバーにならないかと作ってみた。
果たして、これで感度が上がるのだろうか??
てか、感度が上がったのか?変わったのか?どうやって判断するんだ?って話でもあるがw
全く同じロッドを作製して、アーバーのみを変更した仕様を作れば感覚で感じる事も出来るのだが、結局、科学的に測定できないのだから良いのか悪いのかは分からないwww
まあ、自己満足の世界だから何でも良いのだ(笑)

ちなみに、SGOさんが選択アーバーは・・・
オリジナルカーボンアーバー、ハイブリッドアーバー2個、金属アーバー(アルミ)
アーバー_FF(カーボン)HA・HA・アルミ.jpg
アーバー_アルミ05(加工後).jpg
アーバー_アルミ07.jpg
アルミアーバー:1.11g
って、私のカーボンアーバーより軽いじゃん(笑)
まあ、それは置いておいて・・・

各アーバーをブランクに接着していく!
カーボンアーバー04.jpg
グリップ接着_03.jpg
2液タイプのエポキシ系接着剤で接着するのだが、ブランクのアーバーを接着する面を少し粗めのサンドペーパーで擦ってクリア塗装を剥ぎ取っておく方が接着強度が上がると思う。

接着剤が完全に乾いてから、次はリールシートを接着していく。
グリップ接着_01.jpg
グリップ接着_02.jpg
グリップ接着_治具01.jpg
ブランクと各アーバーの周りにエポキシ系の接着剤をしっかりと塗り、リールシートを挿しこむ!
フロント側のアーバーも接着剤を塗り、蓋をする感じでリールシートへ入れ込む。
接着する時に、各部分が浮いたりしない様に、自作した冶具で締めつけて固定する。

私のオリジナルリールシート+グリップは、こんな感じだ。
グリップ周り.jpg
これが握りやすいのか?感度が良いのか?などは、使ってみないと解らないので、今後は変わるかもしれないが・・・

これで、リールシートは完成した!

エンドグリップをどうするか?
先程の画像では、仮組したエンドグリップを接着せずに挿しこんでバランスなどを見てみたが、あの形で行けそうだ!
グリップ類は、カットして残っているEVAを卓上ボール盤で回りながらヤスリで削って加工していく。
エンドグリップ_加工05.jpg
エンドグリップ_加工06.jpg
リングを付ける側も同じく削って削って・・・

そして出来たリアグリップが、こんな感じだ!
エンドグリップ_パーツ.jpg
エンドグリップ01.jpg
エンドグリップ07.jpg
重量は、3.74g

エンドグリップ09.jpg
エンドグリップ10.jpg
エンドグリップを仮組して見ると、こんな感じになる。
中心のブランクの穴を空けているのは、この方が感度が良いと言われているようで、市販のロッドは海水や砂が入る事を嫌い、塞いでいるらしい・・・
まあ、オリジナルの場合は自分しか使わないからメンテナンスも出来るし、仮に悪影響が出てもリカバリー出来るから、とりあえずは穴あきで試してみようと思う。

しかし、化粧リングに『The Force Japan』とロゴを入れたが、少々味気ないな・・・
やはり、エンドロゴが有った方がカッコイイかな!?

と言う事で、穴あきのエンドロゴのプレートを作ってみる!
エンドグリップ11.jpg
保護用のリングを、発泡塩ビ板から切り出して作製する。

エンドグリップ12.jpg
エンドグリップ13.jpg
テプラでデザインしたロゴを印刷して、1mmの発泡塩ビ板に張り付けて丸くカットする。
それにエポキシコーティング剤を垂らして・・・表面張力を利用してドーナッツ状のコーティングを施す!

エンドグリップ14.jpg
エンドロゴプレートは、1.02gで出来た!

エンドグリップ15.jpg
再度、エンドグリップのエンド部分にエンドロゴプレートが埋まるように加工する。

エンドグリップ16.jpg
エンドグリップ17.jpg
これをグリップにエンドに張り付ける。

エンドグリップ18.jpg
こんな感じかな!!

ちなみに、SGOさんのエンドグリップは・・・
エンドリップ_パーツ02.jpg
エンドグリップ_重量01.jpg
エンドリング01.jpg
エンドリング02.jpgエンドグリップ.jpg
と、化粧リングをバランスウエイトと兼ねた物にTFJロゴと名を入れてシンプルにまとめるそうだ!
ワインディングチェックは不要とのこと!!

さて、並行して作って行く2本のロッドが、グリップまで完成し、残るは、ガイドを付ければ完成となる!
ガイドは、また次章にて・・・つづく!!
posted by TFJ at 11:58| 広島 ☔| Comment(0) |  └ ロッドビルド | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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